『枕草子』オススメ章段 byひつじ先生

『枕草子』の章段について

(ひつじ先生)

『枕草子』の内容は大きく類聚的章段、日記的章段、随想的章段に分類されます。いろいろと諸説がありますが。

類聚的章段

いわゆる「ものづくし」で「〜は」で始まるもの(「山は・・・」など)「〜もの」(「すさ まじきもの・・」など)があります。

日記的章段

清少納言が実際に体験したり、聞いたりしたことを書いたもの。中宮定子とのやりとりが描かれます。

随想的章段

いろいろなことについて、清少納言が感想を述べたもの。「春はあけぼの」の章段もそうです。

前回勉強した「すさまじきもの」は類聚的章段に入りますね。

『枕草子』のものづくしオススメ

(いぬお君)
じゃあ、ひつじ先生!『枕草子』の中で面白い話ありませんか?できれば、「春はあけぼの」以外で!!

 

(ひつじ先生)

今回は、類聚的章段の中から、清少納言の個性が光るものを紹介しますね。特別に、清少納言さんに来ていただき、私がオススメする箇所を読んでくれるみたいです。それでは、お願いします。

 

(清少納言)
みなさん、こんにちは。ひつじ先生から呼ばれて平安時代からやってきた清少納言よ❤️本当は紹介するのが恥ずかしいんだけど、少しでも興味をもってくれた嬉しいな❤️いくつか、紹介するわね。

にくきもの(28段)

(清少納言)
にくきもの。急ぐことある折に来て、長言するまらうど。(中略)
ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊の、細声にわびしげに名乗りて、顔のほどに飛びありく。


(にくらしいもの。急ぐことある時にやってきて、長話をするお客。
眠たいと思って横になった時に、蚊が細い声で切なそうにぶーんと名乗って、顔あたりに飛びわるの。)

(いぬお君)
めっちゃよくわかるし。だって、これから出かけようって言う時にいきなり話しかけるやついるよね。しかも長い、、、。
昨日も蚊のぶーんで眠れんかったし、、、。

うれしきもの(276段)

(清少納言)
物合せなにくれと挑むことに勝ちたる、いかでかうれしからざらむ。また、我はなど思ひてしたり顔なる人はかり得たる。女どちよりも男はまさりてうれし。


(物合わせとか、何やかやと争う勝負事に買った場合は、どうしてうれしくないだろうか、実にうれしい。また、我こそはなどと思って得意な様子をしている人を知的な遊戯でだました場合、その場合、女同士よりも相手が男の場合はいっそう嬉しい。)

(いぬお君)
わかるわー。
余裕そうな表情の相手に勝った時なんか、めっちゃ嬉しいし。
てか、けっこう、負けず嫌いの性格なんだね、ナゴンさん(笑)
(清少納言)
ナゴンって言うなよ💢
私、負けず嫌いなのよ。紫式部だけは許せん、、、、。

ふと心劣りとかするものは(195段)

(清少納言)
ふと心劣りとかするものは、男も女も、ことばの文字いやしうつかひたるこそ、よろづのことよりまさりてわろけれ。


(急に幻滅を感じるものは、男でも女でも、言葉遣いの卑しいのは何事にもまさっていやなことだ。)

(いぬお君)

うううう、、、、。けっこうおれ言葉遣い悪いんだよ、、、。
モテるためにはもう少し言葉遣いをしっかりしなくちゃな。

(清少納言)
そうよ。がんばってね。言葉遣いひとつで、全然違うから。がんばってね❤️

ひつじ先生より

(ひつじ先生)

いかがでしたか?
本日はほんの少しだけ、『枕草子』の類聚的な章段で、現代を生きる私たちでも共感できそうな部分を清少納言さんに抜粋して読んでもらいました。これをきっかけにぜひ、他の章段も読んでみましょうね。
ありがとうございました!!

(清少納言)
またいつでも来るわよ❤️

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